戸田川緑地へブース出展!
生きものコラム 2021.04.27
名古屋市港区にある「農業文化園・戸田川緑地」で、センターの出張展示「知ろう!学ぼう!なごやの生きもの」が4月27日(火)から始まりました。展示場所は、「農業科学館」の玄関を入った正面にあるホールです。約10mのホールの一面に、なごやの生きものや当センターの活動紹介、名古屋市科学館とのコラボ企画『なごやの ざんねんじゃない! 生きもの』展の「昆虫編」と「植物編」などが一堂に会した、見ごたえたっぷりの展示内容となっています!
この前日、展示用の標本やパネルを車2台に満載し、現地で設営を行ってきました。手分けして標本を運び入れて展示したり、パネルを壁面に固定したりと、職員4名がかりで完成までに2時間以上を要しました。
今回の展示の中で最も目を引くのが、アリゲーターガーの剥製です。アリゲーターガーは大型の外来魚で、かつては観賞魚として輸入されましたが、野外に捨てられることもあり、現在は「特定外来生物」に指定されています。この個体は名古屋市千種区にある鏡ヶ池で捕獲され、外来種問題に関心を持ってもらうために剥製にしたものです。他にも、桜の天敵で、「特定外来生物」のクビアカツヤカミキリについても紹介しています。名古屋市内では2019年に初確認されたこのカミキリムシ、実は戸田川緑地園内でも見つかっており、「この顔を見かけたら、職員まで!」という指名手配(?)ポスターが館内に貼られていました。
展示期間は、5月30日(日)までです。多くの方に見て頂き、当センターの活動に興味を持って頂ければと思います。
(なごや生物多様性センター/曽根啓子・西部めぐみ)