生きものコラム

クビアカツヤカミキリの被害(①名古屋への侵入時期は?)

クビアカツヤカミキリ

2019年に名古屋市内で初めて確認された特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」。国内初確認は2012年の愛知県西部(2011年の埼玉県という説も)だといわれていますが、名古屋にはいつ頃侵入してきたのでしょうか?
というのも、最も被害が激しかった地点では、発見した時点で既に枯れている樹木が見つかったり、ひと夏で200匹近い成虫が捕獲されたりしていることから、現地で繁殖し世代交代していたとしか思えません。
成虫になるまで2~3年※かかることを考えると、2世代で4~6年、3世代だと6~9年も前から侵入していたのかもしれませんね。
※環境によっては1年で成虫になることもあるようですが、冬季に行った調査では、小さな幼虫が多数見つかったことから、2年以上かかる場合が多いものと思われます。

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