生きものコラム

戸田川緑地へブース出展!

名古屋市港区にある「農業文化園・戸田川緑地」で、センターの出張展示「知ろう!学ぼう!なごやの生きもの」が4月27日(火)から始まりました。展示場所は、「農業科学館」の玄関を入った正面にあるホールです。約10mのホールの一面に、なごやの生きものや当センターの活動紹介、名古屋市科学館とのコラボ企画『なごやの ざんねんじゃない! 生きもの』展の「昆虫編」と「植物編」などが一堂に会した、見ごたえたっぷりの展示内容となっています!

この前日、展示用の標本やパネルを車2台に満載し、現地で設営を行ってきました。手分けして標本を運び入れて展示したり、パネルを壁面に固定したりと、職員4名がかりで完成までに2時間以上を要しました。

今回の展示の中で最も目を引くのが、アリゲーターガーの剥製はくせいです。アリゲーターガーは大型の外来魚で、かつては観賞魚として輸入されましたが、野外に捨てられることもあり、現在は「特定外来生物」に指定されています。この個体は名古屋市千種区にある鏡ヶ池で捕獲され、外来種問題に関心を持ってもらうために剥製はくせいにしたものです。他にも、桜の天敵で、「特定外来生物」のクビアカツヤカミキリについても紹介しています。名古屋市内では2019年に初確認されたこのカミキリムシ、実は戸田川緑地園内でも見つかっており、「この顔を見かけたら、職員まで!」という指名手配(?)ポスターが館内に貼られていました。

展示期間は、5月30日(日)までです。多くの方に見て頂き、当センターの活動に興味を持って頂ければと思います。

(なごや生物多様性センター/曽根啓子・西部めぐみ)

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