名古屋市におけるアライグマの生息確認地域 (2011~2022年)

名古屋市地図
図

2011~2017年に
生息が確認された地域(三次メッシュ)

図

2018~2022年に
生息が確認された地域(三次メッシュ)

アライグマとは

詳しくはこちらのページでご紹介しています。

生息情報の収集方法

2011~2022年に捕獲事業*等により「なごや生物多様性センター」で収集・標本化した個体の情報に、2011~2014年に「なごや生物多様性保全活動協議会・動物調査と保全対策部会」で収集したセンサーカメラや目視による目撃情報を加えました。

コメント

アライグマが市内へ侵入した正確な時期は不明ですが、2000年に守山区で初めて捕獲されて以降、市内全16区で家屋侵入などの生活環境被害や農業被害が発生し、捕獲事業*が実施されるようになりました(曽根ほか、2018)。2011年以降、公園・緑地などの緑が多く残されている場所や、ため池・河川といった水辺周辺で捕獲・目撃情報が得られています。年代別でみると、記録開始当初(2011~2017年)は北東部(守山区、千種区など)で多かった捕獲・目撃記録が、2018~2022年では南東部(天白区、緑区など)からも得られるようになっています。

*:「有害鳥獣駆除」による捕獲、「外来生物法」の防除に基づく捕獲

(引用文献)
曽根啓子・子安和弘・織田銑一.2018.名古屋市における野生化アライグマ(Procyon lotor)の被害状況-2000~2010年度の有害獣捕獲の申請実績を中心に-.Special Publication of Nagoya Mammalogists, 20: 12-23.

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