なごや生物多様性保全活動協議会

生きものや生態系の保全に取り組む団体です

 「なごや生物多様性保全活動協議会」のページへようこそ。協議会は市民や行政と協働で生きもの調査や保全活動を行っています。
 協議会は2008年にCOP10の開催地が名古屋市に決定したことを契機に設立されました。その年の10月に前身である「名古屋ため池生物多様性保全協議会」が設立され、その後、組織体制と人材を拡充し2011年5月に現在の協議会が設立されました。協議会には5つの部会があり、これらの部会が様々な事業を実施しています。
 そのうち主要な事業を3つ紹介します。1つ目は「池干し」です。池干しはかつてため池の底の泥・土砂を取り除くために行われていました。前身のため池協議会時代から16か所で池干しを行い、見学者も含めて4千人以上に参加していただきました。これは2019年の西区・庄内緑地ガマ池での池干しです。
 2つ目の事業は「なごや生きもの一斉調査」です。毎年、対象の生きものを決めて市内の主要な公園・緑地で調査を行っています。今年まで9回で3,600人以上の市民に参加いただき、調査を行いました。これは2019年の一斉調査でひっつきむしを同定しているところです。
 3つ目の事業は「なごや生きものサマースクール」です。「夏休みの宿題、応援します!」ということで、親子を対象に夏休み期間に生きものの講座を行っています。今年まで2,300人以上に参加いただきました。これは「竹林調査と水鉄砲作り」という講座です。大高緑地のモウソウ竹林を観察し、切り取った竹で水鉄砲を作ります。
 協議会はその他にも外来種の駆除や希少種の保全など様々な事業を行っています。これは絶滅危惧種になっているササユリを保全し、花を咲かせるまでになったものです。
これまでの活動が評価され、協議会は2019年に環境省の「生物多様性アクション大賞」の審査委員賞を受賞しました。協議会は今後も皆さんとともに生きものの調査・保全活動を行ってまいります。

なごや生物多様性保全活動協議会
「みんなで守ろう なごやの生きものたち。」
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