生きもの調査隊~アリの種類を調査せよ!!~
夏休み、残りわずかの8月30日・・・なごや生物多様性センターではイベント
「生きもの調査隊~アリの種類を調査せよ!!~」を開催しました!
アリの捕まえ方と見分け方を学ぶ当イベントの調査地点はセンターのビオトープエリアと玄関エリアです。
まずはアリをおびき寄せるため、わたしたちの身近な食べ物でもある「ポテトチップス、シロップ、粉チーズ」でトラップを作成します。
参加者は思い思いの場所にトラップを仕掛けます。場所によって捕獲量に違いが!さらにトラップの種類によっても、寄ってくるアリの種類が違います。そう、アリの世界は奥深いんですよ~。
見つけたアリは虫捕り網で捕獲・・ではありません。なんと筆と袋で捕獲します。ホウキとチリトリの要領で捕まえれば、小さなアリを潰してしまうことはありません。また、本イベントでは「生きもの調査」をしっかり体験してもらえるよう、捕獲にあわせて調査票の記入もしました。ただ捕獲するだけでなく「だれが・いつ・どこで」捕獲したか、というデータを蓄積することで『生きもの情報の資料』になるのです。
アリを捕獲した後、専門家の戸田尚希先生による解説を聞きます。「そもそもアリとは、どういった種を指すのか」や「アリの体のつくり」についてを学びました。アリの腹部はどこかわかりますか?正解はコラムのさいごに!
捕獲したアリは、顕微鏡を操作し観察、どの種類のアリか調べます。一見同じアリに見えても、様々な種類のアリが生息していることがわかりました。ただの「アリ」ではなく、アリとは何か・またアリには様々な種類があることを、このイベントを通して学んでいただけたらと思い開催しました。
次回のビオトープイベントは10月1日「秋のビオトープ観察会~季節の昆虫を見つけよう!!~」です。ご応募お待ちしております。
(なごや生物多様性センター/成田優之)