名古屋市科学館とのコラボ展示 “哺乳類編・第2弾” 開催!
生きものコラム 2021.08.12
8月に入って本格的な夏休みシーズンが到来しましたね。この時期には、生きもの系の特別展や企画展を開催する博物館などが多く見られます。その中でも「昆虫」や「海で暮らす生きもの」など、夏にちなんだ生きものが人気のテーマとなっているようです。センターと科学館がコラボした『ざんねんじゃない! いきもの』展も、8月からは哺乳類編・第2弾として、空を飛び交う“コウモリ”から、海の生きもの“スナメリ”へと展示がスイッチしました!
今回のテーマである「スナメリ」は、名古屋の海にも暮らす小型のイルカの仲間です。スナメリといえばこのコラムでも何度から登場している、藤前干潟に漂着したあの個体です。センター玄関の「生きものギャラリー」に全身の骨格標本を展示していましたが、今回のコラボ展示のために標本を科学館へ移しました。
今回の展示では、スナメリの骨格標本だけでなく、胃から見つかったエビ類と魚類の液浸標本を展示しながら、このスナメリを解剖して分かったことをパネルや映像で紹介しています。他にも、この付近(伊勢湾・三河湾)のスナメリ研究で分かったことの紹介や、実物の頭骨から復元した3D模型を触ってみることのできるコーナーなどもあり、これまで以上に充実した展示内容となっています。
科学館を訪れた際は、『ざんねんじゃない!いきもの』展(生命館5階のバイオギャラリーにて開催中)にもぜひ足を運んでみてください!
(なごや生物多様センター/曽根啓子・西部めぐみ)