剪定枝、刈草を原料に堆肥を製造しています
公益財団法人名古屋港緑地保全協会は、適切な環境保全に努めるため、16か所の名古屋港臨港緑地の維持管理過程にて発生した、「刈草や剪定枝、伐採木、落葉等」の有効利用として、環境負荷低減のため、堆肥を製造しています。
雑草、樹木などの植物は、生育する過程で二酸化炭素を吸収します。維持管理においては、生育した植物の伐採、剪定が必要となり、大量の刈草、剪定枝が発生します。通常はこれらを廃棄物として焼却処分します。これでは植物が吸収した二酸化炭素を大気中に還すことになるため、地球温暖化の一因となってしまいます。
当協会の作る堆肥「緑地の刈草や剪定枝から作った堆肥」は自然の分解システムを手本とし、培養した微生物を刈草などに加え分解を行います。定期的に加水、撹拌することで微生物の活動を活発化し、短期間での堆肥生産をおこなっております。こうして製造した堆肥は、緑のリサイクル(循環型の維持管理)として臨港緑地の花木の育成に活用する他、希望の方には無償で配布も行っています。また、伐採木についても、薪ストーブの燃料として無償配布を行っています。
また、このような緑化推進事業の他、弥富市にある富浜緑地では、緑にふれあう機会と場の提供として、葉っぱのしおり作り体験など各種体験教室、木の名前あてクイズラリーなど様々なイベントを実施しております。他にもレンタルサイクル、テニスコート、多目的グラウンドなど、子供から大人まで楽しめる広大な緑地です。ぜひ一度お越し下さい。
公益財団法人 名古屋港緑地保全協会(外部リンク)