センターにやってきたコゲラたち!
生きものコラム 2024.06.19
みなさんはキツツキという鳥を知っていますか?赤い頭に長いくちばしで木をコンコンと叩く鳥…有名ですよね!
では、野生のキツツキを見たことはあるでしょうか?
もしかしたら「あ、キツツキだ!」ときちんと意識して観察したことがある人は少ないかもしれません。
そんなキツツキの一種を先日、なごや生物多様性センターで見ることができました。
彼らの名前はコゲラ。
全長15cmほどの、小さなキツツキの仲間です。実はそれほど珍しい鳥類でもなく、名古屋市をはじめとした都市部でも見ることができます。
今回はそんなコゲラが、なんともキツツキらしい一面を見せてくれました!
彼らがとまっているのは、センターに植えられたクスノキ。4羽のコゲラが代わる代わる、木をつつきながら鳴いています。樹皮を剥がして回っていることから察するに、彼らのエサとなる虫を探しているのでしょう。
驚くべきは木をつつく時の音。10m以上離れていても、都会の喧騒の中でも際立つ小気味よい音が聞こえてきます。手のひらに収まるくらいの大きさの鳥が持っているパワーとは信じられません。
画像だけでは伝わらないこの音の魅力…Youtubeに動画も掲載しているので、こちらからぜひご覧ください!
見たことがないようで、案外たくさん居るキツツキの仲間。
みなさんもぜひ、探してみてくださいね!
(なごや生物多様性センター/國枝 奎吾)