生きものコラム

「センサーカメラ」を用いた動物調査

野生動物の姿を捉えるため、人のかわりに四六時中風雨にさらされ働くセンサーカメラ(以前のコラムでご紹介しています!)。

センサーが反応する度にシャッターをきるため、時間が経つとカメラに内蔵されている電池やSDカードのデータ容量が減ってしまいます。そのため定期的にカメラ設置場所を訪ね、電池交換と撮影データの回収を行う必要があります。

温かいのか、居心地がいいのか・・・センサーカメラのケース内に虫やヤモリの姿が。野生動物の姿を捉えるために設置したセンサーカメラ自体が、別の生きものの住処になっておりました。「寒いね、ちょっとごめんよ~」とSDカード(撮影データ)を取り出し・・

センターに戻って撮影データを確認すると、撮影枚数は数千枚に及んでいました。(前回コラムでご紹介したように、動物以外にもセンサーが反応し撮影してしまうためです)実は、このカメラで捉えたかった生きものは「シカ」です。膨大な写真の中を探してみると、あ!生きものの姿が!果たしてシカは映っていたのでしょうか?!ここからは撮影できた動物写真の一部をお届けします。

今回の撮影でシカは映っていませんでした。センサーカメラは今も作動しており、あきらめずにシカの姿を追っています。もし、なごやでシカを見かけたら当サイト「なごや生きものマップ投稿フォームはこちら」へ投稿をお願いします!!

 

※センターが事務局をつとめる「なごや生物多様性保全活動協議会(通称:なごビオ」)の「動物調査と保全対策部会」の活動の一環です。

 

 

おまけ・・・「クイズ!生きものを見つけよう」

!!こたえはコチラ!!

膨大なデータから生きものの姿を見つけることも、動物調査において重要です。皆さんもなごやで生きものの姿を目撃したら、ぜひなごや生きものマップへ情報をお寄せください。お待ちしています。

(なごや生物多様性センター/成田優之)

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