生きものコラム

植物標本作製講座

2022年12月11日~12日の二日に渡り植物標本作製講座を開催しました。

本年度、6回に渡る講座(過去の内容はコチラ)のなかで名古屋市内で採集した植物を、本講座で腊葉さくよう標本にするための最終仕上げを行います。

まず行うのは標本を「いつ・どこで・誰が」採取したのかという情報を「標本ラベル」へ記入し、台紙に貼り付ける作業です。実は標本にとってラベルは最も重要なものです!ラベルがないとただの「枯葉」であって「標本」とは呼べないのです。

 

ラベルを記入する際に使用するペンは「顔料インク」のもの。これは標本を長期に渡り保管するうえで文字が退色するのを防ぐためです。

また、ラベルには「いつ・どこで・誰が」だけでなく、必要に応じて「どんな環境の場所で採取したか」や「花や果実の色(乾燥により変色するため)」も記入します。写真右上のラベルは村松先生が過去に作成したものです。仔細に情報が記入されていますね。

 

さあここからは繊細な作業です。乾燥した植物を、ラベルを貼った台紙に貼っていきます

乾燥した植物が折れてしまわないよう細心の注意を払って台紙へ配置。半田ごてラミントンテープ(熱で溶けるのりがついた和紙)を使用して台紙へ貼りつけます。

葉先を貼り付ける場合は、なるべく細いラミントンテープを使います。

 

標本を作っている際にこぼれ落ちた種子はゴミではなく、貴重な資料です。こぼれた種子は紙で作った袋に入れ、標本の台紙に腊葉標本と共に貼りつけます。これで完成!

何度も講座に参加されている方も、初めての方も、植物標本作製講座へのご参加ありがとうございます。

次回植物標本作製講座は2月10日,2月11日に開催予定です。

おまけ

下の写真の標本、見覚えありませんか分かった人は生きものコラム通!

ヒント「コチラの記事で登場します!」

(なごや生物多様性センター/成田優之・西部めぐみ)

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