生きものコラム

インターン生と標本作成!

先月から、2人の大学生がインターン生として来てくれています。「生き物が好き!」という理由でセンターを選んでくれただけあって、センターでの活動にも意欲的に取り組んでくれています。そんな中、哺乳類ほにゅうるいの標本作成に挑戦しました。

 

今回、彼らが挑戦したのは、「仮剥製かりはくせい作り」です。「剥製はくせい」というと、博物館などで展示されている、ポーズをとったものをイメージされる方が多いかもしれません。これは鑑賞を主目的にして作られたもので、「本剥製ほんはくせい」とよばれます。一方、「仮剥製かりはくせい」は、ポーズを作らず骨もできるだけ除去して作るもので、「簡易剥製かんいはくせい」ともよばれます。学究上の標本としては、こちらの方がより一般的です。

今回は2人とも、剥製はくせい作り初心者だったので、「ハクビシンのども」で挑戦してもらいました。まず、腹部を少しだけ切って開き(写真①)、そこから全身の皮をいていきます。き終わった皮には防腐処理を施し、内部に綿を詰めていきます(写真②)。綿詰めの時には、皮をく前(生身の状態)に似せるよう、綿の量を加減するのがポイントです。最後に、切り開いた腹部などを縫い合わせ(写真③)、完成です。完成したハクビシンの仮剥製かりはくせいと記念撮影(上の写真)をしてもらいました!

仮剥製かりはくせいになった個体(ハクビシン)の採集記録や体の計測値などを記した「標本ラベル」を作成し(写真④)、取り付けてもらいました(写真⑤)。標本ラベルは、その標本の「身分証」のような役目を果たしてくれます。

仮剥製かりはくせいはベニア板に固定し、整形しながら乾燥させています。

数か月後には、センターの哺乳類の収蔵コレクションに加わり、将来の学究に役立ってくれることでしょう。

(なごや生物多様性センター/曽根啓子)

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