生きものコラム

植物なのに カラス? スズメ?

センター近くの空き地で3種類のよく似た植物を見つけました。その名も、「カラスノエンドウ」、「スズメノエンドウ」、そして「カスマグサ」です。

 

カラスノエンドウ(烏野豌豆)の植物学における標準和名は「ヤハズエンドウ」といい、葉先が矢筈やはず状にくぼんでいることにちなんでいます。この時期、日当たりのいい場所で咲いている赤紫色の花は目立つので、よくみかけると思います。なお、「カラス」の名は豆果とうかが熟すと黒くなるため、という一説も。

一方、スズメノエンドウ(雀野豌豆)はカラスノエンドウより小型なことからこの和名が付きました。「スズメ」は植物学では「小さい」ということを示します。写真で比較するとその小ささがよくわかりますね。花は小さくて目立ちませんが、淡い紫が入った白くてかわいい花を咲かせます。

カスマグサ(かす間草)はこの2種の中間的な形をしていることから「ラス」と「ズメ」の間()、という冗談のような和名が付けられています。

和名がわかってから植物を観察すると、また面白いですね。

(なごや生物多様性センター/西部めぐみ)

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