生きものコラム

湿地に春を告げるハルリンドウ

今年もハルリンドウの季節がやってきました!

他の植物がまだ眠る色彩のない湿地で、目が覚めるようなブルーの花を咲かせて湿地に春が来たことを教えてくれます。

先日、守山区で「水源の森と八竜湿地はちりゅうしっちを守る会」の方に案内いただき、満開のハルリンドウを楽しんできました。八竜湿地では「守る会」の方々の長年に渡る保全活動によって大群落となっていますが、これほどの群落にはなかなかお目にかかれません。

一言にブルーの花といっても、よく見ると淡い色から濃い色まで様々な色があります。特に八竜湿地にはいろんな色の花があり、なかにはピンクがかったレアなものも!

ただ、ハルリンドウは光を感知して花を開閉するので、曇りの日にはあまり開花しません。満開のハルリンドウを楽しむなら良く晴れた日がオススメです。

なお、湿地の植物は人に踏まれると枯れてしまうものもあります。貴重な自然を守るため、写真撮影や観察は木道などの道から外れないよう、ご注意ください。

(なごや生物多様性センター/西部めぐみ)

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