センター敷地内の植物紹介 ~ジンチョウゲ~
生きものコラム 2020.03.26
センターの玄関横に植えられているジンチョウゲ(沈丁花)が開花しています。
高さ1m以下の常緑低木で、2~4月に開花します。原産地は中国で、日本には室町時代に渡来したとされています。和名は花の香りを香木の沈香(じんこう)と、スパイスに用いられる丁子(ちょうじ/クローブ)にたとえたもので、その名前の通り花に近づくと甘く良い香りがします。「花」といいましたが、写真で花に見えるものは萼片で、この植物に花弁はありません。
なお、この植物は樹木全体に毒があります。樹皮や樹液に触れると皮膚炎になったり水疱ができたりする場合がありますので、観察する場合は十分に注意しましょう。
(なごや生物多様性センター/西部めぐみ)