生きものコラム

イヌノフグリとオオイヌノフグリ

オオイヌノフグリ

春に草地や道端でよく見かけるオオイヌノフグリ。鮮やかな青色の花は誰でも一度は目にしたことがあると思います。でもこの植物はヨーロッパ原産で、日本には明治初期に入り、東京から全国へ急速に拡大したと考えられる帰化植物きかしょくぶつです。
一方、オオイヌノフグリよりも目立たない、淡紅白色の小さな花をつける在来種のイヌノフグリという植物がいます。昔は道端で普通にみられた植物ですが、環境省のレッドデータブック2014では絶滅危惧ぜつめつきぐⅡ類に指定されています。
昨年、名古屋市のレッドリスト作成チームの皆さんと市内を散策している時、ごく普通の住宅街の道端でイヌノフグリに初めて出会いました。昔はこうした何でもない場所にありふれた植物だったのだろうな、と思いを馳せた瞬間でした。
(なごや生物多様性センター/西部めぐみ)

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